女性人気の高いブランド、ルイヴィトン。
そのヴィトン製品にはシリアルナンバーが刻印されていることをご存じですか?
この記事ではルイヴィトンのシリアルナンバーの読み方と意味について解説していきます。
実は、シリアルナンバーが分かればいつ頃、どの国で製造された製品なのかが分かってしまうのです。
皆さんも読み解くことができるよう詳しくまとめたので見ていただけたらと思います。
また、シリアルナンバーがないヴィトンの製品についても説明していきたいと思いますので、 ぜひこの記事を読んでヴィトンを深く知るきっかけになっていただけたら嬉しいです。
また「ルイヴィトンはなぜ人気なの?愛される理由と中古でも高額で売れるワケ」
について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
ルイヴィトンのシリアルナンバーとは?
ルイヴィトンにはアルファベット+数字の並びを基本とした記号のシリアルナンバーが製品のほとんどに打刻(または印字)されています。
これらの記号は製品によっては見つけにくい場所、または経年変化などにより薄れて見えにくくなっている場合などがあります。
個体番号ではなく製造番号
ルイヴィトンには個体番号ではなく製造番号がついています。
製造番号を見ると、その製品が作られた時期と場所がわかります。
この製造番号はルイヴィトンが製品管理上つけたものと言われており、公式に発表しているものではありません。
公式ではありませんが、多くのルイヴィトンファンの長年の研究によって、アルファベットが製造工場、数字が製造時期を示していることがわかりました。
バッグには型番がない
バッグには他の製品にはついている型番がついていません。
アルファベット+数字でつくられているのでシリアルナンバーと間違いやすいのですが、アルファベットの「M」や「N」で始まるものが型番となります。
バッグにないはずの型番があれば偽物かもしれません。
ルイヴィトンのシリアルナンバーから分かること
上記のようにシリアルナンバーには製造工場、製造時期が示されています。
ここでは、より深くシリアルナンバーのことを紹介します。
アルファベットで製造工場が分かる
シリアルナンバーのアルファベットには製造工場が示されています。
上記の画像の通り、フランスであれば「AA」「AC」などで、アメリカであれば「FC」「FH」、スペインは「CA」「GI」、イタリアは「BC」「BO」など各国によってアルファベットで分けられています。
ルイヴィトンリペアサービスにて修理した修理品には「DK」とシリアル刻印部分を張り替えるなどのお直しがされた場合に使われます。
シリアルナンバー年代別の読み方
数字のみ刻印、製造工場のアルファベットはなし
例:825(82=82年、5=5月)
製造国のアルファベット+数字(3〜4桁)
アルファベットの位置は後ろにつく時もあります。
例:AA873(AA=フランス、87=87年、5=5月)
1989年
アルファベットの位置が頭部分に統一されます。
製造年の読み方が複雑になります。
数字4桁部分の頭から1番目・3番目で製造月、2番目・4番目が製造年になります。 例:TD1928(TD=イタリア、1○2○=12月、○9○7=1997年)
製造月が週表記に変更。
ちなみに1年は52週〜54週となります。
例:CA4059(CA=スペイン、4○5○=45週、○0○9=2009年)
2021年頃からシリアルナンバーがないルイヴィトン製品が流通し始めました。
REIDタグと呼ばれる埋め込み型のICチップが内蔵されることになりました。
特別なシリアルナンバー
ルイヴィトンの特注品の場合は、特別なシリアルナンバーがついています。
例えば、特別にオーダーしたアイテムの場合、AASというアルファベットと5桁の数字が刻印されます。
AASは、スペシャルオーダーを意味する「A」と工場の名前である「AS」を表しています。
シリアルナンバーはどこにある?
シリアルナンバーは基本的には見つけづらい場所についていて、モデルによって記載されている形状や場所が違います。
バッグの場合は開閉部がファスナーの場合、ファスナーの裏側かポケットがある場合はポケットの中に刻印されていることが多いです。
財布の場合はカードケースの裏側か札入れ部分のどちらかに刻印があります。
キーケースの場合はポケット裏側の下部分に刻印されています。
シリアルナンバーから偽物を見分けるポイント
「シリアルナンバーから偽物って判断できるのかな?」そう思う人がいると思います。
結論としては判断することもできますが、絶対ではありません。
- ありえないアルファベットや数字
- フォントが歪んでいる
ルイヴィトンのシリアルナンバーは上記の通り、製造された国と年月日を示しています。
偽物はアルファベットや数字に意味がなかったり、フォントが歪んでいたりと雑に作られているものが多いです。
アイテムごとに決まった位置へシリアルナンバーが入るようになっていますが、見つけにくい場合もあるので、ひとつの判断材料として覚えておきましょう。
シリアルナンバーがないのは偽物?
ルイヴィトンのアイテムの中にはシリアルナンバーがないものもあります。
シリアルナンバーがないからといって偽物とは限らないということです。
どういう場合にシリアルナンバーがないのか紹介します。
シリアルナンバーがない本物も存在する
- 経年劣化
- 修理による張り替え
- 職人による入れ忘れ
- 1980年より前に製造されたもの
バッグや財布、キーホルダーやキーリングにもシリアルナンバーはついていますが、長年使っていて刻印部分が擦れて見えなくなったり、正規店での修理で内側の革やキャンバス、布を張り替えられるとDK(修理)の刻印にされたり、滅多にありませんが、職人さんが刻印を忘れたなどにより最初からないときもあります。
その他に、1980年より前に製造されたものにはシリアルナンバーがついていません。
最新のアイテムはシリアルナンバーがない?
最近のアイテムにはシリアルナンバーがついていません。
なぜつかなくなったのでしょうか。
いつからシリアルナンバーがなくなった?
公式には発表されていませんが、フランスの工場の一部では2020年から製造番号を入れていないそうです。
ルイヴィトンはRFIDを導入
2020年から製造番号を入れずに、RFIDと呼ばれるICチップによる商品管理を導入しました。
ICチップを埋め込むことにより、本物と偽物の区別がつきやすくなりました。
スマートフォンのアプリなどでRFIDを読み取ることは可能ですが、暗号化されていることから現時点では解読不可能とされています。
調べて分かることはREIDの有無だけです。
シリアルナンバーがないものでも買取可能!
ブランドバンクでは、シリアルナンバーがないものでも本物か偽物かをしっかり見分け、査定することができます。
また、取り寄せ・発送の往復送料、お品物の査定料、お取り寄せ宅配キットなど買取にかかる手数料はすべて0円です!
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ルイヴィトンの刻印
ルイヴィトンのシリアルナンバーは製造された国と年月日が示されています。
年を重ねるごとにシリアルナンバーの読み取り複雑になっています。
2020年頃からはRFIDを導入し、RFIDの有無により本物か偽物かの区別ができるようになりました。
ですが、シリアルナンバーがなかったり、RFIDが入っていなかったりしていても、本物である場合もあるので見分けをするのは難しいことでしょう。