宝石は購入時の価格と売却時の価格に差が出やすいと言われています。 

それは10年以上前などと比べると宝石への需要が下がっているイメージから「資産価値は下がるものだ」と思っている方が多いですが実際には資産価値が上がっているものもあります。 

今回は宝石の価値が上がっている理由と資産価値が高い宝石について紹介していきたいと思います。 

宝石の価値を決めるポイント 

 

 

宝石の価値を決めるポイントがあるので紹介したいと思います。 

ここではダイヤモンドとカラーストーンに分けて解説していくので確認してみてください。 

ダイヤモンド

 

ダイヤモンドは「4Ｃ」で決まります。 

カラット、カット、クオリティー、カラーの頭文字をとって4Ｃと言います。 

しかし判別する人によって変わってしまう恐れがあるのでＧＩＡやＣＧＬ（中央宝石研究所）が発行する鑑定書がついているものであれば一律での評価と判断して良いでしょう。 

4Ｃが高いほど価値も価格も上がります。 

カラーストーン

 

サファイアやルビーなどのカラーストーンは産地、色味、重さ、インクルージョン、形状が価値を決めます。 

カラーストーンは色味が濃すぎずツヤがあるのが価値の判断基準です。 

スタールビーやスターサファイアと言ったスター効果が出ている宝石もあり、スターが出ている方が価値は高く、カラーは同じものが存在しないので判断が難しいとされています。 

宝石の資産価値が上がっている理由

 

 

宝石の価値が高くなっている背景には下記の様な理由がありました。 

・良質な宝石が採りづらくなっている 

・実物資産として注目している人が増えている 

それぞれ詳しく解説していきたいと思います。 

良質な宝石が採りづらくなっている

 

宝石はどこでも簡単に採れるものではなく、限られた場所でしか採ることができません。 

天然の宝石は長い歳月を経て形成されていくため、採る分だけ減ってしまいます。 

今まで宝石を採ってきた鉱山から宝石が採れなくなった為、供給が減って年々価値が上がっている傾向です。 

実物資産として注目している人が増えている

 

近年は資産を現金以外の物に換金する人が増えています。 

特に「金」が人気で既に安定した資産として有名ですが、次いで宝石も資産の換金として購入する人が増えている傾向です。 

なかでも資産価値が高い宝石

 

 

宝石のすべての価値が上がっている訳ではありません。 

20カラットをこえるような大きさでも値段がつかないようなものも存在します。 

なかでも資産価値が上がっている宝石について順番に紹介していくので確認してみてください。 

ダイヤモンド

 

宝石といえば「ダイヤモンド」を浮かべる人も多いのではないでしょうか。 

もっともポピュラーなダイヤモンドは宝石の中でも値崩れしにくい宝石です。 

4Cと言うグレードで宝石の価値が判断できるのもダイヤモンドならではの特徴です。 

無色透明以外にもピンクダイヤやイエローダイヤなども存在します。 

これらは資産価値もより高い傾向です。 

ただし天然ダイヤモンドと同じ物質で作った人工ダイヤモンドも作られてきているので資産価値が落ちる可能性も懸念されています。 

サファイア

 

青い宝石でおなじみのサファイア。
実は青色だけでなく、イエローサファイアやピンクサファイアも存在します。 

基本的に青色のサファイアが需要も高く資産価値も高いです。 

なかでも“ロイヤルブルー”や“コーンフラワー”と言った色味のサファイアは特に採れないため、価値が高くなります。 

パライバトルマリン

 

 
 

数ある宝石の中でも特に価値が高いパライバトルマリンです。 

産出量が他と比べてかなり少なく、希少な宝石なので知らない人も多いかもしれません。 

鮮やかなネオンブルーと呼ばれる色味ですが緑色が強かったり青色が入っていたりと石によって色味は異なります。 

なかでもインクルージョンは特に希少で資産価値が非常に高いです。 

ルビー

 

赤色の宝石のルビー。 

国内でも高い知名度のある宝石だと思います。 

そのためルビーは安定した需要と人気を保っているので下落がしにくい傾向です。 

そのため、資産価値として宝石を持つなら第一に検討してもいいかもしれません。 

しかしルビーの中には品質があまり良くないものもあるので注意しましょう。 

なかでもスタールビーという光を反射する種類は極めて資産価値が高いです。 

エメラルド

 

緑の宝石といえばエメラルドを浮かべる人も多いのではないでしょうか。 

クレオパトラも愛したとされるエメラルドはサファイアやルビーと並ぶ5大宝石の一つです。 

人気や需要もトップクラスにあるので資産価値として持つにも良いでしょう。 

エメラルドは形成途中の問題で宝石内部に気泡などが入りやすくインクルージョンが多い宝石ですのでインクルージョンが少なくてテリがあり、色味が暗すぎない宝石が価値が高いです。 

素人目では見極めるのが難しいと思うので信頼できるお店で購入するようにしましょう。 

オパール

 

オパールは宝石の神秘的な雰囲気のある宝石です。 

色効果と言う一つ一つ色味が異なるオパールにはブラックオパール、ウォーターオパール、ファイアオパールなど複数の種類があります。 

ブラックオパールとウォーターオパールはなかでも高額で取引がされています。 

オパールは個体によって値段が様々です。 

色が●●だという規定がないので他の宝石と比較すると、資産価値としての予想だてが少し難しいかもしれません。 
 

アレキサンドライト

 

アレキサンドライトはサファイアなどと比べるとあまり出回っていないので知らない人もいるかもしれません。 

アレキサンドライトは光を当てると色味が変わる不思議な宝石です。 

通常は深緑なのですが、光をあてることで深い紫色に変化します。 

アレキサンドライトは宝石それぞれで色が違い、色味が濃いほど価値が高いです。 

クリソベリルキャッツアイ

 

クリソベリルキャッツアイは猫の目のような光を放ちます。 

黄色や緑など物によって色が様々です。 

光の強さで価値が変わり、色味が深いほどに価値もあがる傾向にあります。 

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